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ムンクの「叫び」のある、オスロ国立美術館

ムンクの叫び

ノルウェー出身の有名画家といえば、ムンク
一度見たら誰もが忘れない絵「ひぇ~」じゃなくて、「叫び」が有名です

あの「叫び」を、ムンクは4枚書いています。(白黒のリトグラフを抜かす)
その一枚がここオスロ国立美術館にあります。
このオスロ国立美術館にあるムンクの「叫び」は、4枚の内1番初めに
描かれたもので美術の本で紹介されている絵は、ここの作品です。

大きな美術館ではありませんが、ムンク以外にも、モネ、ピカソ、
ルノワール等の近世ヨーロッパの作品も多数あり、見ごたえのある美術館です。

ムンクに関しては、1部屋ムンクの部屋があり、この「叫び」をはじめ
「思春期」「マドンナ」といった作品20点以上展示されています。

ムンク「叫び」

ムンクの叫びを盗んだ犯人が、残したメッセ―ジとは!!

なんと、この「叫び」1994年、リレハンメル冬季オリンピックの開幕当日
に盗まれた事があるんです。
みんなオリンピックの開幕に出払ってしまい、警備は手薄だったらしく、
犯人はルパン三世のごとく、“お粗末な警備をありがとう”という
メッセージを置いて行ったそうです。
ただ、あまりにも有名な絵すぎて、買い手がつかず、犯人は3か月後につかまりました。

また、この叫びの絵を見ると、中央の人が叫んでいるように見えるのですが、
中央の人は叫んではいず、周囲の叫びから耳をふさいでいるんです。

なら、叫んでいるのは誰?という疑問が浮かびますが、
ムンク曰く、叫んでいるのは周りの自然なんだそうです。
実際に、ムンクが橋を渡っているときに、急に幻影が見え、
幻聴が聞こえてきて、不安と恐怖にかられ、余りの叫び声のうるささに
耳をふさいでしまった体験を絵にしたのだそうです。

えー、幻聴・幻影って、ムンクってやばい人なんじゃないの?って事で


ムンクの生い立ち

エドヴァルド・ムンク Edvard Munch 1863-1944

1863年にノルウェーの南東部にあるロイテンという小さな町で
お医者さんの息子として生まれます。

5歳の時にお母さんが亡くなり、14歳の時には姉が亡くなります。
死因は二人とも結核です。
ムンク自身、体が弱く、13歳の時に結核で吐血しています。
そういう経験から、物心ついたときから生への不安にさいなまれていたそうです。

ムンク「春」

オスロ国立美術館のムンクの部屋に、ムンクの若い時の肖像画があります。
なかなかのイケメンです。背も高く、女性が振り返るくらいの美青年で、
かなり浮名を流したようです。
生涯独身でしたが、恋人に結婚を迫られて、ピストルで撃たれた事までありました。

精神的におかしくなり、デンマークの精神病院に入院した時期もありました。

晩年は、ノルウェーに帰り絵を描き続け1944年80歳で亡くなっています。

2012年に彼のパステル画の「叫び」がオークションで1億1990万ドル(約96億円)
で落札されています。

オスロ国立美術館の住所
Universitetsgata 13, Oslo
2020年秋に移転予定あり

オスロ国立美術館 開館時間
火・水・金 :10:00-18:00
木:10:00-19:00
土・日:10:00-17:00
休館日:月曜日

オスロ国立美術館 入場料 100NOK
木曜日は入場料無料です。

写真・ビデオ撮影
フラッシュ無なら可能

入口で荷物検査あり。大きな荷物、リュックサックでは入れません。
ロッカーに預けられますが、ツアーで行くときは、あらかじめ
大きな荷物はバスに置いておくようにしましょう。

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