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チェコ

チェスキー・クルムロフ城を見学しよう!外観から内部のツアーまで詳しく案内します。 Cesky Krumlov castle チェコ

投稿日:2020年3月21日 更新日:

チェスキー・クルムロフ城を見学しよう!外観から内部のツアーまで詳しく案内します。 cesky Krumlov castle チェコ

チェスキー・クルムロフ城

チェスキー・クルムロフ城を見学しよう!外観から内部のツアーまで詳しく案内します。Cesky Krumlov castle チェコ

チェスキー・クルムロフ城

ボヘミア地方では、プラハ城に次ぐ大きな城です。1240年頃に5弁のバラの紋章を持つヴィートコフ家の子供領主クルムロフによりゴシック様式のチェスキー・クルムロ城が建てられました。ヴィートコフ家には5人子供がいて、それぞれ色の異なるバラを紋章にしています。
その後、次々に新しい建物が付け加えられ、それぞれの時代の建築様式が見事に調和した、お城となりました。

チェスキー・クルムロフ城 cesky Krumlov castle
住所:Zamek 59, 38101 Cesky Krumlov

第一の中庭
赤い門をくぐると第一の中庭にでます。中庭は第五の中庭まであります。第一の中庭にある建物は塩の貯蔵庫です。当時塩は高くザルツブルクから持って来ました。現在はインフォメーションになっています。
奥の方にはビールの醸造所だったところもあります。

熊の名前はマリア・テレジア

熊の名前はマリア・テレジア

塔の建物の手前に石の橋がかかっていて、下に熊がいるのですが、隠れていることが多くなかなか見えません。当主がイタリアのオルシーニ家から妻を迎え、そちらの家のシンボルが 熊だったので飼い始めた。という説と、城主が森で熊に出会い、逃げてきて跳ね橋をあげたら、熊が掘りに落ちて住み着いたという説があります。現在いる熊の名前はマリア・テレジアです。

フラディーク

フラディーク

第二の中庭
右手の黄色っぽい建物はコイン製造所と昔の事務所で今は図書館、入り口近辺 の黒っぽい建物は牢獄と兵舎です。この建物の角に「フラディーク」という塔があります。高さは70mです。有料で登る事ができます。162段の階段を上るとチェスキー・クルムロフの町のすばらしい眺めが見渡せます。第二の中庭にある建物のほとんどはルネッサンス様式です。ただ、お金がなかったのか、本来は石で出来ている場所も全てだまし絵で石のように描かれています。
城の塔「フラディーク」と博物館
4,5,9,10月:9:00~16:00(無休)
6~8月:9:00~17:00(無休)
11~3月:9:00~15:00(月曜休み)
料金:150 CZK(塔と博物館の共通券)

第三の中庭と第四の中庭

だまし絵に注目!

第三の中庭と第四の中庭
第三の中庭と第四の中庭は、城主たちの住んでいた城館に囲まれた部分です。城館の壁はゴシック様式で建てられた後、ロネッサンス様式に改築されました。ルネッサンス様式の特徴に左右対称というものがある為、窓の無い所は窓の絵がだまし絵で書き足されています。壁も立体感があるように見えますが、全てだまし絵です。壁の絵は、ギリシャ神話の神々です。第四の中庭に有料のトイレがあります。

ブラーシュテ橋

ブラーシュテ橋

第五の中庭
第四の中庭から進んでいくとブラーシュテ橋があり、そこを出ると第五の中庭です。そこを進んで左側に展望台があり、ここからもチェスキー・クルムロフの町のすばらしい眺めが見渡せます。

展望台からのチェスキー・クルムロフ

展望台からのチェスキー・クルムロフの街並み

庭園
展望台を進むと、道が二股に分かれ、右の道は下りで駐車場の方に続いています。左の道を行くと庭園の入口に出ます。庭園の中心部分には、大きな噴水があり、ロココ調の野外劇場があります。庭園は縦750m、横150mの広大な庭園です。


チェスキー・クルムロフ城の内部を見学

城を案内するライセンスを持ったガイドが付きます。市内を案内してくれたガイドさんと違う場合もあります。1部屋ごとガイドさんがカギを開けて、終わると鍵を閉めていきます。(鍵係の人が別途来る場合もあり。)お城の内部の写真撮影はできません。
ツアーに含まれている場合以外に個人で行く場合は、城のツアーが出ているので、第二の中庭にあるチケット売り場で時間指定のチケットを買って、第三の中庭に集合し、ガイドと共に進みます。言語はチェコ語、ドイツ語、英語がありますが日本語はありません。コースも2つのコースがあって、コース1は、城内の部屋を見て回るコース。コース2はシュヴァルツェンベルク家の歴史に焦点を当てたコースです。
所要時間は約1時間くらいです。これ以外に仮面舞踏会の部屋のみを見学するコースもあります。

ツアーについている場合はコース1になりますのでコース1について詳しくご案内します。

チェスキー・クルムロフ城内部見学ツアーコース1

聖イジー教会
1750~1753年にかけて完成した聖イジー教会からツアーは始まります。祭壇画は聖母マリアとイエス、その上に聖イジーの像があり下に聖カリスタの骨があります。 左手にパドバのアントニオの絵、右手はヤン・ネポムツキーの絵です。

広間
ヴィートコフ家の5人の子供が描かれている絵があります。4人はそろって描かれていますが、1人離れて描かれている子供がいます。それは母親が違うからだそうです。熊の敷物もあり、ここはちょっとしたコンサートにも使われています。

寝室
ベッドは高いので、登るには階段を使いました。ルネッサンス様式の部屋です。

ダイニングルーム
銀は高価だったため錫(すず)の食器を使っていました。当時は手づかみで食事を食べていたので、ナイフやフォークはありません。従って指輪などは外す必要がありました。また緑のグラスは歓迎のグラスでこれにワインを注ぎ、一気に飲みました。

16世紀のフレスコ画の残る部屋
待合室との説もあります。壁画の一つはエジプトに売られたヨセフがテーマになっています。 反対側はソドムとゴモラで、後ろを振り返り塩の柱になってしまったロトの妻が描かれています。

待合室2
「金の羊毛を持つヴィレム・ローゼンベルクの肖像」等があります。

エッゲンベルクのサロン
17世紀にアントニオ・ エッゲンベルクが作らせた金の馬車が展示されています。ローマに行き法王に皇帝が選ばれた事を報告に行く為に使われましたが、実際はローマ市内からバチカンまでの6kmのみを使ったそうです。素材はクルミの木で500-800gの金は薄く薄く伸ばして作られています。

食堂
バロック様式で、大きなタペストリーがありますが、原画はルーベンスでブリュッセルで織られたものです。ボヘミアグラスのシャンデリアがあり、床は4種類の木のモザイクでできています。

赤い部屋
鏡があり、これを見ると美人になるそうですが、これを見た後1年間は鏡を見ては行けないとの事。
エレオノーラの寝室や化粧室等を通って「マスカレードホール(仮面舞踏会の部屋)(バロック劇場)」で終了です。

マスカレードホール(仮面舞踏会の部屋)(バロック劇場)
壁画は1748年にヨーゼフ・レーデラーによって描かれたものです。ロココ時代特有のだまし絵で描かれています。レーデラー本人も描かれていて、コーヒーポットにサインがあります。189日間で描かれ136人の人物が描かれています。


チェスキー・クロムロフ城の幽霊

チェスキー・クロムロフ城には幽霊がでると言われています。俗に白い貴婦人の幽霊と呼ばれチェコで一番有名な幽霊です。その幽霊はここの領主の夫人で、城主に常に虐待をされていました。死ぬ前に許しを請いましたが、彼女は絶対に許さなかったそうです。幽霊として出てくる彼女は、白い手袋か黒い手袋をつけて出てくるそうです。白い手袋をしているのを見た人には幸運が、黒い手袋をしているのを見た人には不幸が訪れるそうです。ちなみに、ここの幽霊には足があります。

シュヴァルツェンベルクの紋章

シュヴァルツェンベルク家の意味は黒い山ですが紋章が面白く、カラスがトルコ人の頭をつついている紋章です。これは対トルコ戦争の時にシュヴァルツェンベルク家がヨーロッパ側の将軍で勝利した、場所 がハンガリーのラブー城の近くでした。ラブーの意味はカラスなので、以来この紋章を使い始めたそうです。

ヴァーツラフの地下室 Wenceslas’ cellars

第四と第五の中庭の間にあるブラーシュティ橋のたもとに、地下の洞窟を利用したギャラリーがあります。チェコ、ポーランド、ハンガリー、ルーマニアを中心に、現代美術を迷路のような洞窟の中に展示しています。

チェスキー・クルムロフ城内部見学ツアー概要

(毎年少しづつ変わりますので目安にしてください。ここに書かれている時間や料金は2020年度の物です)

コース1:ガイドツアー 城内を巡るコース 
言語:チェコ語、ドイツ語、英語
催行人数:8人から45人
開館時間:6月~8月9:00~17:00
4月、5月、9月、10月:9:00~16:00
コース1の休日:月曜と冬季11~3月
料金:チョコ語200 CZK 英語 300 CZK

コース2:ガイドツアー シュヴァルツェンベルク家の歴史を見るコース
言語:チェコ語、ドイツ語、英語
催行人数:8人から25人
開館時間:6月~8月9:00~17:00
9月:9:00~16:00
コース2の休日:火曜日、冬季10月~5月
入場料:チョコ語150 CZK 英語 230 CZK

バロック劇場コース:ガイドツアー
言語:チェコ語、ドイツ語、英語
催行人数:4人から20人
開館時間:5月~10月10:00~15:00
バロック劇場コース:月曜と冬季11~4月
料金:チョコ語250 CZK 英語 380 CZK

公式ページhttp://www.castle.ckrumlov.cz/docs/en/atr3.xmlで最新の時間や料金がチェックできます。(英語)

チェスキー・クルムロフへのツアーのある旅行会社

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日本旅行


チェスキー・クルムロフに個人で安くいくには?

エクスペディア


結論として、おすすめはエクスペディア。航空券とホテルをセットで買うと安いです。

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