コルマールの観光 ハウルの動く城の町 フランス アルザス地方 Colmar
コルマールは東フランスの、ドイツとの国境に位置するフランス・アルザス地方にあります。コルマールは、ほとんど戦争の被害にあっていないため、この地方独特の木組みの建物や、石畳の道など、中世からルネッサンス時代の可愛らしい街並みが残っています。
また、ディズニー映画「美女と野獣」でベルが訪れる街並みや、スタジオジブリの映画「ハウルの動く城」の主人公ソフィーが働いていた帽子屋さんのモデルになった家があることでも知られています。
人口:67,257人
コルマールの歴史
コルマールは823年頃はコルンバリウム(Columbarium、ラテン語で鳩小屋)と呼ばれていました。13世紀初頭には街に城壁が築かれ、1226年にはコルマールに帝国自由都市の資格が与えられました。その後、コルマールは、フランスとドイツ両国間の領土争いに幾度となく巻き込まれていきます。
17世紀後半、ドイツ文化圏のコルマールはフランス領アルザスの一都市となりました。
普仏戦争でフランスがプロイセンに敗北した後、1871年コルマールはドイツ領エルザス=ロートリンゲン州の一部となります。
1918年には、コルマールは再びフランス領となり、1941年第二次世界大戦でフランスがドイツに降伏すると、コルマールはドイツ領となりました。その後1945年2月にフランス領となり現在にいたります。第二次世界大戦で、アルザス地方は激戦地となっていましたが、コルマールに被害は及びませんでした。その為、昔ながらの建物や街の雰囲気がいまでも残っています。
コルマールの観光
観光は徒歩での観光になります。町の入口のロータリーに自由の女神が立っています。これは、自由の女神像を製作した彫刻家フレデリック・バルトルディがコルマールの出身だからです。彼の生家(せいか)は現在記念館となっています。また、パティシエのピエール・エルメも、コルマール出身です。
プフィスタの家 Maison Pfister
「プフィスタの家」は、1537年に建造された歴史ある建物でスタジオジブリの作品「ハウルの動く城」の主人公ソフィーが働いていた帽子屋さんのモデルになった家です。しかも、実際に元々は帽子職人の館として建てられたものです。うろこ形の屋根は、伝統的なアルザスの古い建築の手法を用いたものです。
プフィスタの家(Maison Pfister)
・住所:11 rue des Marchands 68000 Colmar
・営業時間:11:00~18:00
・定休日:無休
ウンターリンデン美術館 Musée Unterlinden
13世紀のドミニコ派修道院を改修した美術館で、中世末期からルネッサンス期の絵画や彫刻を中心に展示しています。中でも後期ゴシックの巨匠であるドイツ人画家グリューネヴァルトの作品「イーゼンハイムの祭壇画」は有名な作品です。この作品は表と裏があり、表には磔になったキリストが描かれ、裏には復活したキリストが描かれています。
ウンターリンデン美術館(Musée Unterlinden)
・住所:1, rue d’Unterlinden 68000 Colmar
・営業時間:【月・水・金】10:00~18:00【木】10:00~20:00
・定休日:火・土・日
・料金:13ユーロ
・公式サイトURL:https://www.musee-unterlinden.com/en/
撮影:フラッシュ無しで可能
サン・マルタン教会 Collegiale Saint-Martin
1234年~1365年とヴォージュ山脈で取れる赤砂岩を使い長い年月をかけて建造された「サン・マルタン教会」は、ステンドグラスが美しい教会です。サン・マルタン教会の屋根にはコウノトリの巣があり、このコウノトリを見ることができると幸せになれると言われています。コルマールではコウノトリが幸せの象徴になっています。
サン・マルタン教会(Collegiale Saint-Martin)
・住所:Place de la Cathedrale 68000 Colmar
・営業時間:10:00〜19:00
入場料:無料
プティット・ヴニーズ Petite Venise
ドイツ風のかわいらしいカラフルな木組みの家が運河沿いに沢山あり、コルマールの街を通る運河がまるでイタリアのベニスのように見えるため、「プティット・ヴニーズ」小さなベニスと呼ばれています。写真スポットとして人気があります。運河めぐりの小さな観光用の船がでています。
プティット・ヴニーズ(Petite Venise)
・住所:Petite Venise,Colmar
コルマールの旧市街 Vieille Ville Colma
アルザス風の木組みの家が立ち並び、ディズニーの「美女と野獣」の舞台にもなったコルマールの旧市街は、花を飾ったバルコニーや、凝った造りの吊看板が目を楽しませてくれます。観光客向けの雑貨店やカフェ、レストランなども多く、買い物や食事にも便利な場所です。
コルマールの旧市街(Vieille Ville Colmar)
・住所:Vieille Ville Colmar,Colmar
メゾン・デ・テット 頭の家 Maison des têtes
変わった名前の家ですが、なぜこんな名前が付いたのかは、一目みればわかります。家の正面の壁におどろどろしい105個の頭部(顔)の彫刻があるからです。メゾン・デ・テット 頭の家は、1609年にコルマール出身の建築家プージェーの設計で建てられました。現在はホテル兼レストランとして利用されています。
メゾン・デ・テット 頭の家(Maison des têtes)
・住所:19 Rue des Têtes, 68000 Colmar
旧税関 Ancienne Douane
15世紀に建造された旧関税の建物は、ゴシック様式とルネサンス様式がミックスされたスタイルが特徴です。アルザス独特の屋根の格子模様や時計塔、階段付き小塔や木造の回廊があります。1階はカフェになっています。特に夏はアルザスワインを気軽に味わえる、セルフサービスのバーになります。発泡ワイン「クレマン」も気軽に飲めます。
旧税関(Ancienne Douane)
・住所:Place de l’Ancienne Doaune 68000 Colmar
ラップ将官の像 Monument General Rapp
コルマールのラップ広場に建つ「ラップ将官の像」は、「自由の女神」の作者でコルマール出身のフレデリック・バルトルディの作品です。1855年のパリ万博に出展された彫刻です。
ラップ将官の像(Monument General Rapp)
・住所:1 Place Rapp,68000, Colmar,France
コルマールの名産品
コルマールの名産品は、なんといってもアルザスワインでしょう。辛口の白ワインが有名ですが、種類も多いので、試飲できるお店で、味を確認してから買うといいと思います。
また、ミラベル(Mirabelle)というスモモも名産で、蒸留酒やお菓子、ジャムとして売られています。
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