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東フランス

コート・ドール 黄金の丘 ブルゴーニュワイン街道 世界遺産 フランス(Côte-d’Or)

投稿日:2019年9月28日 更新日:

コート・ドール 黄金の丘 ブルゴーニュワイン街道 世界遺産 フランス(Côte-d'Or)

コート・ドール 黄金の丘 ブルゴーニュワイン街道 世界遺産 フランス(Côte-d’Or)

コート・ドール 黄金の丘 ブルゴーニュワイン街道 世界遺産 フランス(Côte-d’Or)

コート・ドール 黄金の丘はフランスの東部ブルゴーニュにあり、フランスを代表するワインの生産地です。「ブルゴーニュのブドウ畑は人類が2千年をかけて育み、世界に伝えた他にはないブドウ栽培のモデル」として文化遺産分野で世界遺産に登録されています。

コート・ドールの名前に意味は、cote=丘陵地、or=黄金色、すなわち黄金の丘で、ブドウ収穫後に緑だったブドウの木の葉が秋になり黄色く変わり、あたり一面が黄金色に輝く様子を表しています。コート・ドールは、フランス、ブルゴーニュ地方のディジョンから南に50~60kmに及ぶ地域です。コート・ドールは、かの有名なロマネ・コンティをはじめとする、ブルゴーニュ地方の中でも特に上質なワインを産出する地区として名高い地域です。主に白はシャルドネ、赤はピノ・ノワールが造られています。北側はコート・ド・ニュイ(Cotes de Nuits)と呼ばれ、多くの上質の赤ワイン(ピノ・ノワール、ロマネ・コンティ)が産出され、南側はコート・ド・ボーヌ(Cote de Beaune)と呼ばれ、多くの上質の白ワイン(シャルドネ等)が産出されます。

フランスのワインで有名な産地は2つあります。ボルドーとブルゴーニュです。ボルドーではシャトー(ワイナリー)ごとの格付けが一般的なのに対し、ブルゴーニュでは「クリマ(Climat)」と呼ばれる畑の区画単位で銘柄を分けています。クリマとはギリシャ語で大地の傾斜を意味し、英語の「気候(climate)」の語源ともなっています。土地面積を表す単位として、ローマ時代に用いられ、ブルゴーニュのブドウ畑で使われているクリマはその名残です。

ブルゴーニュでは1247ものクリマが世界遺産に登録されています。隣同士のクリマでも、日照時間や、土、風向きなどによって、ワインの味は違ったものになってしまうそうです。


コート・ドール 黄金の丘 ブルゴーニュワイン街道の村

シュノーヴ Chenove
コート・ドール 黄金の丘 ブルゴーニュワイン街道の初めの町はデジュンにあるシュノーヴ Chenoveです。
ラヴォー渓谷の麓に、クリュニー修道会の古城が見えてきます。この修道院の修道士達は640年から畑を見守ってきました。いかにブルゴーニュワインは歴史に深く根を下ろしているかがわかります。

ジュブレイ・シャンベルタン Gevrey-Chambertin
人口約3000人のジュブレイ・シャンベルタン村には、ブルゴーニュ地方の村でもっとも多い9つの特級畑があります。なかでも、シャンベルタンの畑は有名でナポレオンが最も好きだったワインといわれています。その昔ベルタンという農夫が、最高のワインを作るために試行錯誤しながらブドウを育て、ついに特級に格付けされたという畑です。この村では、赤ワインのみのピノ・ノワールを生産しています。

ヴージョ Vougeot
ヴージョという村の名前は村の後の丘のふもと、レ・ザムルーズのブドウの樹の下を水源地とする小さな川、ヴージョ川からきています。12世紀にシトー派修道会がこのブドウ畑を作りました。クロ・ド・ヴージョ(Clos de Vougeot)とは、ブルゴーニュ地方コード・ド・ニュイ地区にあるヴージョ村に位置するグラン・クリュです。
*フランスワインの話によく出てくる、グラン・クリュというのは、「特級畑」の事です。
クロ・ド・ヴージョは、12世紀にシトー会の修道士によって区画整備されてからフランス革命までの長い間、シトー会が所有していました。そのため、現在でも約50ヘクタールという広大な畑があります。現在ではその広大な畑は約80名の生産者によって分割所有されています。同じ畑でも、生産者によっていろいろなワインが生み出されています。

ヴォーヌ・ロマネ Vosne Romaee
人口419人のヴォーヌ・ロマネ村は「神に愛された村」と言われています。この村で作られるワインは世界最高のピノ・ノワールと称えられています。ヴォーヌ・ロマネ村には「ブルゴーニュの輝く宝石」と言われている8つのグラン・クリュがあり、その最高峰に輝くのが「ロマネ・コンティ」です。「ロマネ・コンティ」は世界で最も高価なワインという事は周知の事実です。

890年ごろ、ブルゴーニュ初代公爵リシャールの姪エルマンジャールと、その夫であるヴェルジーの領主マセナによって、サン・ヴィヴァン修道院が創設されました。1131年にはブルゴーニュ公ユーグ2世が、土地をサン・ヴィヴァン修道院に寄進しました。そして、修道院がワインをつくり始めたのがはじまりです。その後、1395年にブルゴーニュ公国を統治していたフィリップ2世はコート・ドールで栽培がしやすく収穫量が多いガメイを栽培することを禁止する「ガメイ種禁止勅令」を出しました。なぜなら、ガメイでは、酸味の強い、 薄いワインしかできなかったからです。これにより、コート・ドール一帯はピノ・ノワールの一大産地となりました。

ロマネ・コンティ(Romanee Conti)の畑は1.805ヘクタールで、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティによるモノポル(単独所有)です。畑は日当たりの良い東南東の向きの畑で、標高262メートルから272メートルのところにあります。ロマネ・コンティの土壌はジュラ紀の中期に当たるドッガー期によるもので、あらゆる要素が絡むことで極上のワインを生みだします。

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