ノルウェーの草屋根の家
ノルウェーをバスで走っていると、屋根に草が生えている家を時々見かけます。
知らなければ、手入れ不足のひどい家かと思ってしまいがちですが、違うんです。
初めから、この草の種を屋根に植えた草屋根の家なんです。
作り方は、まず屋根に分厚い板を張り、樹皮を重ね合わせて防水をして、その上に土を置き、草屋根用の植物の種をまくのです。
ノルウェーは冬の寒さが厳しいですが、この草屋根の家は、とても暖かく。
逆に夏は屋根からの熱を遮断するため涼しいのだそうです。
問題は、20年位経つと屋根の土台の板が腐ってしまうので、もう一度やり直さないといけないそうで、
ノルウェーでは、だんだんと減ってきているのが現状です。