ノルウェーのバスの旅で車窓から見える風景
ゴールからラルダール経由グドバンゲンまで
ゴールからラルダール方面へ向かう場合、52号線をを走っていきます。
ヘムセダル (Hemsedal)
ノルウェー中央に位置するヘムセダルは、ノルウェー第二位の規模を誇るリゾート地です。
スカンジナビアで最も標高が高く、22 基のリフトと 49 面のゲレンデを備えています。
GOLの先1時間後から山越です。
最高地点(地方自治体の境界線の看板近く)は、1137mで、そこまで、
なんともいえない、荒野のような、不思議な風景が続きます。
途中、エルダーレイク(Elder lake)という湖があります。
最高地点から、いろは坂のような道を一気に下っていきます。
E16号線に突き当ったらラルダール川沿いを走ります。
ラルダール川
ラルダール川は、鮭が昇ってくる川として、世界的に知られています。
釣りは、釣り竿のみの使用が許されていて、各国の王室関係者も釣りを楽しまれます。
全ての区間の漁業権は個人所有になっていて、長期間の契約で貸し付けられています。
シーズンは、5月15日から9月14日までで、10-15キロの大物が6月の最盛期には釣れます。
また、ラルダール川は、海洋性のマスの産地として、ノルウェーでは有名です。
7月中旬から9月頃までが、マスのシーズンで、5-7キロくらいのものが釣れます。
河川に沿って、昔からの入漁業権があり、安いところは、1日200クローネから、高い所は、5-6人が3か月借り切って、50万クローネにもなります。
道路脇には、山岳農家も見られます。
ヤギはこの辺の農家で沢山飼われていて、時々道路脇に出てきます。
このヤギの乳は、ノルウェー特産のキャラメル色のヤギの乳チーズに加工されます。
ボルグンド(Borgund:フラーから約2時間)
ここには、木造のスターブ教会があります。
ボルグンドのスターブ教会に関してはこちらを参照してください。
ノルウェーバイキングの木造教会 スターブ教会
WCはインフォメーションセンターの中で有料(10NOK)でかりることができます。
ただし、WCが使えるのは 5月1日– 9月30日の間のみなので、これ以外の日に行く場合は、ボルグンド・スターブ教会のだいぶ手前のガソリンスタンドでトイレ休憩をとるが、そのまま、ホテルまで直行するしかありません。
ラルダール (Laerdal : ボルグンドから約30分)
ソグネフィヨルドに町ラルダールには、いくつかの古い木造母屋が保存されています。
ホテルは2件しかない小さな町です。
リンドストロームホテルに宿泊するツアーが多い為か、夏になると日本人のスタッフがいます。
メインストリートに軒をならべる古い家は、かわいらしい家ばかりです。
昔は、冬の暖房も現在のような安い電気ではなかったため、暖房費節約のために窓の小さい可愛い家が建てられたそうです。
ラルダールトンネル
ラルダールトンネルは、ラルダールとアウルランを結ぶトンネルで2000年に開通しました。
全長は24.5 kmで、道路トンネルとしては世界最長です。
長いので、ドライバーが眠ったりしないように、「アナの雪の女王」にでてくるような、きれいな内装が、ところどころに施されています。
グドバンゲン (Gudvangen:ラルダールから約1時間)
グドバンゲンに着くと、山から流れるきれいな滝が目に入ります。
この滝は、シェルの滝(別名花嫁のベール)と呼ばれています。
これは、水汲みに来た花嫁が、乳しぼりのバケツを落としてしまったことに由来しています。
ツアーでは、ここからフィヨルドクルーズのフェリーに乗ってフロムまでいく事が多いです。